初めて自著を出版する人の中には、あまり文章に自信がないけれど思い切って作ってみることにした、というケースが多いと思われます。 初めての出版なので、そもそも「普通の体裁」というものがよくわかっていない。どうしても伝えたいことがあったので筆をとったが、文書力に自信がない。表記のルール、漢字のルールがわからない。 そうした心配は尽きません。この手の問題は、「できる限り気をつけて、下調べを行い、努力する」ということでカバーしきれるものではありませんよね。 専門家、プロの手助けや助言がどうしても求められることになります。 さて、そうした出版にまつわるあれこれについてのプロ、というのはどんな職業のことを指すのでしょうか。 編集者は、出版にまつわる内容の吟味や工程管理などを行う重要な存在です。 多くの自費出版社が、商業出版社と同様に、編集者を抱えています。校正やデザインの部門を設けているところも多く存在します。最もシンプルな自費出版社は、「製本業者」とあまり違いがありません。そのぶん、費用は安くなるということでしょう。 自分で紙面のレイアウトができる、表紙のデザインができる、内容の校閲・校正ができる。そんな人は、最後の印刷以降の手順を委託するだけで良いでしょうが、ほとんどの人が、出版経験のない個人ですので、アドバイスをもらえたり手を入れてくれる出版社の方が助かるのではないでしょうか。 出版社によっては、商業出版社のように、「これだと矛盾がある」「こうした方が伝わりやすい」といったように、内容の向上のためのアドバイスを与えてくれます。 内容に絶対の自信があるときはこのような過程は不要かもしれませんが、一応耳を貸しておいた方がベターに思えますし、自信がないならば、多くの過程を出版社に委託した方が、仕上がりは質の高いものになるのではないかと思われます。Read More →

自費出版をしようと考えているとき、気にすべきポイントとして、「納期」つまり発注から手元に届くまでの期間の長さというものがあると思います。   もし時事的な問題についてのルポや評論であったら、出版までに時間がかかりすぎて「旬」が過ぎてしまっている、などという事態を避けたいものですよね。   また、誕生日のプレゼントや団体の創立記念日に合わせて出版したいという明確な期日がある場合は、必ずそれに間に合わせなければいけません。 「まあ3日もあれば大丈夫だろう」と見くびっていて、大事な会や式典に間に合わなかった……こんな残念なことはありません。必ずいつまでに必要かということを明確化して、それに間に合う仕事をしてくれる出版社を探しましょう。   大手の自費出版社は、昨今の自費出版の普及の躍進もあって、オーダーが溜まってしまっていることもあるそうで、最初の入稿から1年、2年とかかるケースもあるようですね。長期的な計画が練られていて、それでも大手に依頼したいという場合は、もちろんその意思を通した方が良いでしょう。   受注が溜まっており、作業に滞りが出ていないような場合の一般的な納期としては、最終稿が手元にあり、編集や校正が不要だという場合でも一ヶ月程度、レイアウトの作成や編集作業が必要な場合は三ヶ月程度が見込まれます。 もちろん、編集作業の中で修正を加え、作者と編集者がやりとりして、という過程でどんどん問題があらわになり、とても長い時間をかけることになった、というケースも、ままあります。一般的に、スムーズにやり取りが進んだ場合の、目安として、一ヶ月から三ヶ月程度、という認識をしておいてください。   入稿の前に、相談の時点で、だいたいうちだとこのくらいかかります、という目安を教えてくれる出版社がほとんどですので、依頼する会社にめどがついたら、必ず納期について確認しましょう。Read More →